暮らしデザイン懇談会2025

長浜まちなか地域づくり連合会主催、長浜市共催の「暮らしデザイン懇談会」が2025年11月22日(土曜)18時~20時45分にさざなみタウン多目的ルームにて開催されました。

大野地連会長、浅見長浜市長の開会あいさつからはじまり、田中地連プランナーの本懇談会の進め方の説明があり、しがNPOセンター理事長の西川さんをファシリテータとして会を進めていただきました。

地連企画常任委員の漣泰寿さんから長浜まちなかの歴史(秀吉さん、楽市楽座、町衆)・まちづくり課題(人が町を作り、町が人を育てる体制の維持)など話題提供いただきました。

セッションは以下のメンバーが長浜まちなかの現状・評価・認識をもとに発表され、多くの情報が提供されました。

  1. 機関・団体 長浜市未来創造部部長 和田本啓さん
  2. 地域商業者 鍋庄商店 山本一貴さん
  3. 地域住民 長浜城下町まちづくり研究会代表 渡辺浩之さん
  4. 学識経験者 滋賀県立大学特任講師 田中惇敏さん
  5. メディア 中日新聞長浜通信局局長 松本芳孝さん

さらに、近江八幡まちや倶楽部代表宮村利典さんから現在推進されているまちづくり事例を発表いただきました。

セッションでの各方面からの情報や事例をもとにファシリテーターから懇談会参加者全員を4~5名のグループに分けてペチャクチャタイムでグループごとに熱心な意見交換があり、代表者がグループ内の意見をまとめ発表しました。

各グループの発表を踏まえて、セッションメンバーからふりかえりとして気になるキーワードを発表してもらい、予定時間を超過する懇談会でした。

長浜市未来創造部部長 和田 本啓さん

長浜改革会議(次期「長浜市総合計画」策定に向けて)をもとに、次期総合計画に向けた行政サイドの説明があった。
資料: 長浜改革会議(次期「長浜市総合計画」策定に向けて)
URL: https://www.city.nagahama.lg.jp/0000015668.html
長浜の宝は多くあるので、自画自賛して発信していく。

地域商業者 鍋庄商店 山本 一貴さん
中心市街地で核家族化が進み、調理しない家族が増え、自社の製品に影響を受けている。
ふるさと納税と曳山の役回り(山組メンバーに参加)をセットにするなど検討すべきである。
長浜城下町まちづくり研究会代表 渡辺 浩之さん
まちなかで住まいするうえで、準防火区域の障害があり、まちなかに住まいしていこうとする意欲を阻害している。
空き家の管理を積極的に行い、計画に反映してもらう。
滋賀県立大学特任講師 田中 惇敏さん
関係人口を増やすことは地域再生の大きな力となる。
ふるさとワーキングホリデーなど検討していく。
中日新聞長浜通信局局長 松本 芳孝さん
まちなかを流れる米川は漁業権がない川であり、長浜の原風景としてもっと活用できる。
また、長浜みやげは何かあるか?について、背景やストーリー作りをするべきである。
グループ会議の発表 

・セッションを通して、また事例を通していただいた意見はごもっともだが、もっと自治会の
 実態をもとにした検討も必要である
  自治会運営が難しい・自治会構成員が年寄りばかりになってきた・自治会運営レベルが低いまま
  → 行政が調査して、自治会ランク分けなどすることで支援が必要

・豊公荘の温泉がなくなり、動物もいなくなり、豊公園の整備計画が利用者目線と
 ずれていないか確認する

・ 長浜まちなかに映画館を誘致し、人が集まるコミュニケーションの場づくりが必要である

・曳山祭りはまつり好きを引き寄せられる。運営の苦労や負担のネガティブイメージを
    払拭して、あこがれをもって運営する

・黒壁設立時のリーダー的なパワーのある方がまちなかにはおられるので、人材を発掘し、
    パワー人材を活かした活動を総合計画に反映する

・長浜まちなか地域づくり連合会の発行する広報まちなかにて自治会の紹介を通して
    いろんな活動を継続して紹介していく

・米川のビワマスやホタルの育成などの活動を継続して米川の自然を活かした環境づくりを行う

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