米川は局地的大雨で越水してしまった

2023年8月1日午後7時から午後8時にかけて長浜まちなか市街地に局地的大雨が降り、米川が神前町で越水。
長浜市防災危機管理局によると民家1軒に床下浸水の被害が確認された。

彦根地方気象台によると午後7時からの1時間の雨量は14ミリで「やや強い」程度だが、市街地では短時間に集中的に雨が降り、米川の水かさが一気に上昇した。

米川は一級河川に指定されており、滋賀県の管理管轄となる。また、住宅密集地を流れており、河川拡幅などの対策が難しい。このため、滋賀県は三菱ケミカル滋賀事業所の多目的グラウンドに遊水地を整備する事業を2020年からすすめており、滋賀県、長浜市、地元自治会で構成する「米川流域治水対策協議会」が設立されている。

今後とも短時間の集中豪雨では越水してしまう

長浜市は「米川流域治水対策協議会」にて滋賀県とともに今回の事象を真摯に受け止め、遊水地の整備事業をスピードアップしてもらいたい。

※記事の一部は滋賀夕刊2023年8月2日号から引用

  

2023年8月1日 米川越水の記録 (地元自治会の方による撮影)

越水した地域(防水板で対策している)

越水した地域(防水板で対策している)

時間経過とともに水位が低下

時間経過とともに水位が低下

越水間際の米川

米川に対する自治会要望をもとに滋賀県に要望書を提出しました

2023年8月1日に発生した米川の越水は、最近の気象変化に伴い30分程度のスポット豪雨により、緊急対応をとる時間的な猶予もなく越水し、特定地域の床下浸水などの被害が出たことは、地域住民にとっては「雨が降るたびに心配しなければならない」状況となり、早急に対策をお願いする必要を自治会から要望されました。

日時: 2023年10月16日(月曜) 13:30~
場所: 滋賀県庁

米川の治水対策の推進をお願いしてきました

米川は1級河川で滋賀県の管理管轄となる。さらに、遊水地の契約を済ませ、設計段階となっているところですが、「米川治水対策連絡協議会」が組織されており、滋賀県・長浜市・地元自治会の情報共有を高め、地域の安心をより確実なものにするため、早急な対応を滋賀県のご担当部門長に要望書を通じてお願いしました。

米川を活用して地域活性につなげる政策検討をお願いしてきました

長浜市では「湖の辺のまち長浜未来ビジョン」においてパブリックスペースなどの地域資源を最大限活用した街づくりを推進するため、アクションプランにおいて水辺リノベーションとして、米川の活用促進を掲げられています。
管理管轄する滋賀県には、バーブ工による河川再生や歴史的文化的な河川景観の保全対策の推進をお願いしました。